■<制作>のKey■ 

  ■ <制作>のKey ■

◆明確なゴール(達成目標)はなんだった?!

◆とにかくこれまでの資料をすべてテーブル上に見えるように広げよう!

◆ここで情報を生かさずしていつ生かす?!

◆各自のポートフォリオ、いまこそ総ざらえ!

◆大事なことは何なのか!

◆スマートな表現に時間を使うより、中身で勝負だ!


  ■ ポイント ■

チームでプレゼンテーションで提示するものを制作する。
もの=模造紙4枚/1チーム(各チーム4分づつ)

先生が「制作」の時にチームに対しどんな関わりをもつか、子ども達へ気づきを与えるか?そのひとこと、ひとつのしぐさ・・・
ここで、子どもが「成長する力をつけるか、つけないか、」いいかえれば、成長に気づくか、気づかないで終えるか境目!先生方の力量の発揮しどころ!

どこまで求めるか?
それは「成果の表現」の話でなく、
   「思考の突き詰め」の話し。

「うまくまとめましょう、」とただいうだけでなく、「これですべて情報は出した?せっかくあつめた貴重なものが目の前にまだでていないんじゃない?、ほらポートフォリオに入っていたあの小さなメモもここへだしな、あれすごく意味あったじゃん」とか・・。子どもは、自分が持っている情報の「価値」に気づかない(わからない)ことがままある。だから先生が気づいてひとこと言ってあげよう。


それなりにするか?
クオリティーの高いものにするか?

制作はどうにでも出来るのです。
制作の表現ではなく
これまで集めた素材を広げてそこから価値あるものを探し出す「プロセスや場面」ことこそが大事。

そこそこの材料でつくらない、「いい材料を集めたんだから、すでに持っているんだから、それをちゃんと生かそうよ」

ここでこそポートフォリオが活きる!
何のために調べたの?話し合ったの?考えたの?ここで活かすためでしょ、出しな、広げな、それをみんなで「俯瞰」してみよう。

     ■制作のまえのプロセスとコツ

   〜ここで情報を生かさずしていつ生かす!〜


ゴールの確認

 
ところでゴールってなんだっけ?
 テーマは?
 いつもいつもおおきな所、基本的な所に立ち返ってからスタートしょう!


制作(料理)の前に、情報(素材)確認

 
すぐに作り出さない。
 すぐに「構想」や「出来上がり」へ向かわない
 まずは、素材をもれなく広げる作業が大事!

 全部ださなきゃ「判断」できない
 とりあえず手頃なとこだけひろげる、
 それで判断しちゃうのはなし!


いま出さなくて何時だすんだ!

 
全部の材料をまず「全部」テーブルにひろげる、出す、
 とにかく広げる!
 (その材料を紛失している可能性はないか?結構子どもは保管が悪い)
 結構、子どもはその資料を拡げないで、話しをはじめ、まとめようとする、それだめ!
 いままでのものすべて!目の前に拡げる!どんな小さなメモでも、出す。子どもは忘れてる、しまいこんでいる、 そのままじゃ日の目をみない、存在ないと同じ!


情報の取捨選択を各自がしない

 
あんなに努力した日々の成果をここにだせ!
 ほら、あなたも!
 「・・でもこれ役にたたないよ〜〜」
 こら!
 情報の取捨選択を各自がかってに判断しない!
 とにかく出してみる、みんなで見る
 先生は、「それも価値あるんだぞ!」って言ってあげよう!


「資料」ってなに?「情報」ってなに?

 
(子どもは意外に意味を理解していないことがある)返事でいただいた「お手紙」や「ちいさなメモ」も 貴重な資料なんだよ、って言ってあげよう。
 資料は、パンフレットと写真とインターネットのプリントアウト紙だけじゃない


カルタみたいに「見える」ように広げる

 
おざなりに広げない!
 カルタのように徹底してちゃんと「見える」ことポートフォリオに入っているものは畳まれていることが多い、それもちきんと広げよう、たたまれてると見えない。 拡げるという動作をしないだけとその中身は無いことにさえなるのだ。カルタのようにすべてが見えるように広げよう。手間を惜しまない
 見えるところにないとダメ、見えてないとダメ、見えてないものは、ないと同じだぞ!


チームと個人、だれが資料を持ってるの〜!?

 
誰が持っているの?あの資料?〜〜さんでしょ、ううん、
 じゃ〜〜君、無いよ、なくなっちゃった・・・・
 なんてことがないように、
 仕事の分担、役割、保管はちゃんと!
 持っている人が、肝心な今日、風邪で休み!そんな〜!


もしポートフォリオがなかったら、・・・

 
とにもかくにもポートフォリオへ入れておいたから良かった!
 もしポートフォリオがなかったら、絶対に貴重な情報リサーチの資料の多くは散逸していただろう!


チームの固定した「基地」を作る

 
ポートフォリオに入らないものや大きな模造紙、大量のアンケート回収紙などはチームの基地に必ず置くように習慣つけよう。
 努力した「情報リサーチ」だ、その資料の紛失はしゃれにならないぞ!


真ん中に模造紙をおく=「思考共有」

 
そして・・・
 ひとりひとりが資料をみながら(俯瞰しながら)
 気づいたことや大切なことをどんどん言っていこう!
 その時注意!
 チームの真ん中にテーブルクロスみたいに模造紙を広げておく
 とにかく書いていく!!
 こどばって消えていく!
 だから書いておこう!
 どんどん書かなきゃ
 みんながみえるように書いていこう、
 話のなかで貴重なアイディアや意見がぽんぽんで出す、
 それを漏らすな!すべて書け
 (先生でも誰でもどんどん書いてくれる人にいて貰うのもいい)
 (後に見えるように残らない「話し合い」ってなに?)

 思考は見えなきゃ「共有」出来ない!だから
 真ん中に模造紙をおく、どんどん書く!
 (結局、床作業だね、)


拡げたモノ、話題になったモノにどんどんポストイットを貼っていく

 
色は、一色。
 「評価の観点」や「区分け」を最初にもたない
 とにかくポストイットが貼ってあるものは重要なのだ!
 ポストイットが貼ってあるものの突き詰めはあとでする
 ここでも!
 「情報の収集と選択を同時にしない!」
 これ究極のセオリー!!


たくさん使われている言葉(キーワード)を探す!

 
=キーワードとは?
 =みんなが一番大切にしている考え方や気持ちだ
 例えば、ニュースのガイドラインを作成するチームの例、
 「報道される人の気持ちって・・」
 「相手の気持ちになってみる」
 「あいての立場を考える、」
 「自分に置き換えて考えてみる」とうとうのことばがたくさんでた。
 そこで、
 自分たちのチャッチフレーズ
 「ニュースに心を!」にした。(すてき!)
 「もし自分や自分の家族だったら・・・」を考えて
 カメラを回そう、編集をしよう、放送をしょう!


それはポートフォリオがあったから言えた。

 
テーブルに広げないまでも、
 ポートフォリオがあるから言えたことも多い。


最初はリーダじゃない子に確認する

 
最初はリーダじゃない子に確認する
 「何を一番伝えたいの?」そしてから
 リーダにも確認する
 「何を一番伝えたいの?」


「リサーチいのち」のチームとそうでないチーム

 
「リサーチいのち」のチームとそうでないチームがあっていい
 このチームは、「情報リサーチ」にあんまりいかなかった、それでいい。
 大切なのは自分たちの考え、とおもったんだ だからとってもよく話し合ったんだ。
 (その内容がちゃんと残ってないとね、要注意よ、)


表現の前に中身!

 
どんな表現にするかより!
 中身に込めたいことはなんなのか!
 その「話し合い」に時間つかうべきだ!
 コンピュータプレゼンに時間を使うより
 すご〜くもっと大事なことってあるぞ!


大人を当てにしない「決定」が大事
 
 
どうしてもチームの話し合いに大人が参加すると子どもはあてにする
 大人をあてにしない決定へ持っていくことが大事
 いつまでもチームに参加しないで、ちょっと離れて見ていよう
 ただしそれはほったらかしにしておくということではない


はい、「条件は必要」です、凝縮ですから

 
何枚?--模造紙4枚以内!
 それを披露しながらプレゼン

 あるチームはなやみながら
 60分のテレビを2分数秒に縮めた!この経験がすごい!
 

ぜんぶがんばったものを披露したいところだが・・
 
 
特にやさしい教師は子ども達の「こんなにがんばったんだよ、」
 を全部を見せてあげたい、披露したいと願うところだが
 でも!そこをぐっと押さえよう、
 「一番伝えたいこと、大事なことはなんかのか!」
 条件のあるかなで共に悩もう、考えよう
 ここでこそ子どもに力が付くんだから!


教師の仕事は?

 
教師の仕事は?、
 子どもに「大事なことはなんなのか!?」を問うこと
 共に考えて悩んでいいとおもう。